
第4回 | 選定地
国府台フジバカマの里
[所在地] 千葉県市川市 [面積] 23,000㎡ [活動開始] 2010年6月
選定地は市川市内の北西部、下総台地が江戸川に接する場所にあります。選定地内にある斜面林は1976年に千葉県が行った天然記念物実態調査でも「都市部にあって奇跡的に残された樹林地で保全が望ましい」とされた斜面林です。江戸川と都市河川の坂川の旧河口部があり、国土交通省江戸川河川事務所が行った堤防工事により、旧坂川河口部は江戸川のワンドのようになった部分と堤防外の止水域になっています。絶滅危惧種のフジバカマ(千葉県内の自生地は数ヶ所のみ)などが自生し、クロベンケイガニが多数生息し、カワセミが営巣する場所です。
会員数は約120名です。年6回の例会(学習会、講演会、観察会など)実施と、年6回の会報「みどりのふぉーらむ」発行しています。また、私たちは市川市の自然・歴史・文化を生かしたまちづくりを求め、都市緑地の保全、市川の海「三番瀬」の保全などについて、行政に具体的な提言を行っています。選定地の「国府台フジバカマの里」も、市川市に提案しています。「市川市北西部水と緑の回廊構想」の中の重要な生物多様性を守る拠点として位置づけています。

