あさか環境市民会議

第4回 | 選定地

根岸台里山再生林

[所在地] 埼玉県朝霞市 [面積] 200,000㎡ [活動開始] 2008年4月

 あさか環境市民会議は、朝霞市環境基本計画に基づき2004年に設立されました。自然部会では、朝霞の自然環境の保護、保全、そして再生を目標に4ヶ所の斜面林で活動しています。それぞれの場所で月一回の作業を基本としています。
 対象の根岸台8丁目にある雑木林は、台地の上の「根岸台自然公園」をとりまく斜面林と、それに続く斜面林から構成されています。タマノカンアオイ、ヤマホトトギス等、何種類もの希少植物も生育しています。朝霞市が行った調査では、絶滅危惧種に指定された昆虫も見つかっています。オオタカの食痕に出会うこともたびたびです。
 中には何ヶ所も水が湧き、その湧水で出来た湿地があります。この湿地には、サワガニ、オニヤンマのヤゴ等が生息しています。
 しかし、湿地は手入れできなかったため、次第に枯れ草や枯れ枝が堆積しネコノメソウなどの湿地の植物の生存場所が減ってきています。このため、湿地の生態系の保全と維持のために、これから活動の範囲を広げたいと思っています。市や県と市民、そして、事業者との有機的な協働で、都心に近い武蔵野の森をもっともっと生きものの豊かな森にする活動をめざしています。