水辺の丘運営協議会

第4回 | 選定地

国土交通省首都圏外郭放水路 庄和排水機場地域内

[所在地]東京都中央[所在地] 埼玉県春日部市 [面積] 15,000㎡ [活動開始] 2005年4月 [活動開始]2021年6月

 春日部市の国道16号線地下に2006年、首都圏外郭放水路が大落古利根川から江戸川の間に完成しました。市内5河川の溢れた水を江戸川へ放水する庄和排水機場(龍Q館)周辺を「水辺の丘」といい、活動拠点としています。その年、龍Q館地下の調圧水槽の上(グラウンド)東・西・南法面に地域本来の樹木苗25種類27,000本を市民延2,700人で植樹し、これを「水辺の森」としました。
 市民団体G-CANS主体による育樹活動は、植樹後のつる性植物駆除から始まり、15種類合計600本の生長量・生存率調査(モニタリング)と専門家の植生調査により森は順調に生育していることを確認できました。森と生きもの関わり方を調べるために、江戸川と田んぼの中間に位置する「水辺の森」で自然観察会をしています。
 さらに、龍Q館敷地内の三角池が整備されると、水辺の生きもの観察が出来ると期待しています。
 国土交通省江戸川河川事務所・春日部市役所・G-CANSの連携を深め、将来は樹木が生長した「水辺の森」で木登りや樹上小屋などで子どもたちの遊び場にもなる自然環境づくりを目指しています。

管理作業から親子参加の虫さがしなど、季節ごとに自然観察会を開催しています