千葉県立君津青葉高等学校

第3回 | 選定地

千葉県立君津青葉高等学校 演習林 (愛宕,一念坊,梅ヶ瀬)

[所在地] 千葉県君津市 [面積] 約564,000㎡ [活動開始] 1933年9月

 君津青葉高校食と環境系列は、前身の君津農林高校林業科時代を含めると79年にわ たり、愛宕、一念坊、梅ヶ瀬の演習林(56.4ha)を保全管理してきました。現在でも、 演習林の健全な森林環境を次世代に引き継ぐために、日々活動に取り組んでいます。

  1. 手入れの行き届いた森林環境へ回復させる 良質な水の安定供給を確保する観点から、適切な保育・間伐を促進しつつ、林床 植生や樹木の根を発達させる施業に取り組んでいます。
  2. 森林資源の活用の推進 原木シイタケ栽培、木工品の製作など森林資源を活用しています。
  3. 希少種の生育、生息の場として森林を機能させる 房総半島の丘陵地帯で約1万年前の氷河期から生き延びる稀少植物「ヒメコマツ」 の後継樹育成に取り組んでいます。
  4. 伝えるための活動を実践 日頃取り組んでいる活動の成果を地域の公民館などで発表しています。また、中 学生とドングリ拾いをして、地域苗づくりにも取り組んでいます。これらの活動 を通して、地域の方に郷土の森を守ることの大切さを伝えています。
林床への光の配分を多くし、林床植生を豊かにする保育作業のひとつ「枝打ち」
木を収穫利用すると共に、林内に光を入れて林床植生を発達させる「間伐」