横沢入里山管理市民協議会

第3回 | 選定地

横沢入里山保全地域

[所在地] 東京都あきる野市 [面積] 485,675㎡ [活動開始] 2001年1月

 横沢入は、東京都あきる野市の中央部にある里山で、広大な中央の湿地と田んぼ、複 雑に入り組んだ支沢、それらを取り囲む低山の雑木林と人工林からなり、ヤマトセンブ リ、ゲンジボタル、ヘイケボタル、モートンイトトンボ、ホトケドジョウ、トウキョウ サンショウウオ、カヤネズミなど貴重な生物の宝庫でもあります。2006年に東京都で 第一号の「里山保全地域」に指定されました。
 住宅開発の計画があったこの土地で、自然観察や遺跡見学などの活動を行っていたい くつかの市民団体が「横沢入里山管理市民協議会」を結成したのは開発計画が頓挫した 2001年でした。以来、○アゼを復元して湿地を造る ○増えすぎたヨシやガマを抜き、 夏草を刈って開放水面を造る ○オオブタクサなどの外来植物の駆除 ○繁茂しすぎた アズマネザサやヤナギ林を整理 ○ 6月中旬から8月はじめまで週一回のホタル調査 ○カヤネズミの球巣を探して記録する調査 などの活動を続けています。また、2011年からは季刊で通信誌の発行をはじめ、活動への都民の理解や参加を呼びかけています。

増えすぎたヨシを根ごと引き抜きます。こうして、トンボやホタルの産卵のために水面を開きます
トウキョウサンショウウオの卵嚢数を調べます。湿地整備の成果を調査で確認します