
第3回 | 選定地
東京都立水元公園復元ゾーン
[所在地] 東京都葛飾区 [面積] 約106,000㎡ [活動開始] 2001年3月
NPO法人水元ネイチャープロジェクトは、東京都水産試験場跡地に残る貴重な自然 を残そうと、2001年3月に設立されました。東京都水産試験場の跡地は、1960年代 の水元の自然を復元することを目的に東京都立水元公園の復元ゾーンとして整備され、 複数の池や湿地からなる水郷景観となっております。復元ゾーンには、東京都の天然 記念物であるオニバスや、準絶滅危惧種であるアサザやタコノアシが自生しており、 東京23 区内にありながら貴重な動植物の生息・生育地となっております。
しかし一方でブルーギルやライギョ、ウシガエル、アカミミガメ類や外来のオオア カウキクサなどが確認されるなど外来種が多数生息・生育しており、希少な動植物へ の影響が懸念されております。また、オオタナゴなどこれまで生息が確認されていな かった外来種が見つかることもあり、定期的な調査と駆除活動が欠かせない状況です。 そこで当NPOでは、この復元ゾーンを中心に希少な動植物の保護活動や定期的な調 査、外来種駆除活動等を行っており、これらと並行して子どもだけでなく大人も楽し める学習活動を行っております。

