
第3回 | 選定地
赤羽緑地
[所在地] 茨城県日立市 [面積] 73,000㎡ [活動開始] 2003年4月
赤羽緑地(自然観察ふれあい公園)は雑木林に囲まれた盆地で中央に大小のため池を有し、年間を通して70数種類の野鳥が観察され、珍しいネキトンボをはじめ、ホタル・メダカ・ザリガニなどの水生生物や、希少水生植物のミクリやヒシなど様々な動植物が身近に見られます。観察池は子どもたちが池の中に入って水生生物を観察することもできます。また園内には古墳時代の史跡横穴墓があり、豊かな自然環境に恵まれているため、開園以来地域の小学校の自然観察学習の場として頻繁に利用されています。また地域住民の憩いの場ともなっています。
「赤羽緑地を守る会」は日立市から公園里親の認定を受けたボランティア団体で、緑地の維持・管理活動を行っています。定期的な草刈りや清掃、施設管理、観察池や史跡の保全活動の他、年間を通して植樹や野鳥観察会・トンボなどの昆虫採集・ザリガニ捕り大会などのイベントを実施しています。また枯損木を伐りだしてベンチや階段の材料としてリサイクルしたり、カブトムシやホタルの生息環境を整えたり、ミズバショウやクリンソウの植栽に取り組むなど、絶えず新しい試みで緑地を育んでいます。
そして子どもたちには安心して遊べる水辺、自然の中で動植物を観察できる学習の場、地域の人たちにとって四季を通して心を癒せる憩いの環境を提供できるよう活動しています。

