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第1回 | 選定地

はきだし沼

[所在地] 千葉県野田市 [面積] 約4,000㎡ [活動開始] 1998年4月

 野田市にある「はきだし沼」で活動しています。もともとため池だった「はきだし沼」 にはオオセスジイトトンボとオオモノサシトンボという全長5センチほどのトンボが 棲息しています。ともにめずらしいトンボで、棲息する環境の変化により数が少なくなり、 2000年には絶滅危惧種に指定されました。
 これを踏まえ、「はきだし沼」の保全の必要性を関係機関に請願し、地元である野田市が 1998年より沼や周辺の水田を借り上げることになりました。草刈りやゴミの撤去などの保全 活動や、貴重な2 種類のトンボの保護を目的に、毎月の沼の管理作業、夏の観察会を行って います。 近年は新たに外来魚が確認され、問題となりました。現在、トンボが産卵するヒシの育成や、 外来魚のブルーギルの駆除を実施しています。

夏に行われた観察会の様子
オオセスジイトトンボ(左)とオオモノサシトンボ(右)同時に見られるのは世界でも4~5か所しかありません