
第1回 | 選定地
アサヒ・ビオガーデン(閉園)
[所在地] 神奈川県南足柄市怒田 [面積] 約50,000㎡ [活動開始] 2002年5月
約5万㎡に及ぶ広大なビオトープ「アサヒ・ビオガーデン」は、7:30~17:00の間、ビオトープ内を一般開放しており、地域住民や工場見学者へのコミュニケーションの場となっています。
2003年に「開成町ホタルの里づくり研究会」の方からゲンジボタルの幼虫6,000匹を貰い受け、ビオトープ内で育成しています。毎年3月に地元の小学生を招いてホタルの幼虫をビオトープ内の小川に放流しています。5月には成虫になったホタルの鑑賞会を実施しています。この幼虫の放流と一般鑑賞会は2004年から毎年実施しており、毎年3,000人前後の見学者が訪れています。
工場の設立から7年が経過した現在、シラカシ・コナラ・ヤマザクラなどの樹木が順調に生育しています。また、幅広い生態系に配慮した管理の結果、マガモ・ツグミなどの鳥類やトンボ・チョウなどの昆虫類を数多く観察することができるようになりました。ゲンジボタルの鑑賞会にくわえて、2009年からはトンボ、チョウ等の生態系学習イベントなども実施するなど、地域住民や外来見学者とのコミュニケーションを推進できる機会を積極的に提供しています。

